内閣府 知的財産戦略推進事務局が取組む「クールジャパン戦略」の一環として開催された「CJPF AWARD2024」のムービー部門において、佐野市観光協会が作成したPR動画がグランプリを獲得しました。
クールジャパンとは
クールジャパンとは、世界から「クール(かっこいい)」と捉えられる(その可能性のあるものを含む)日本の「魅力」である。「食」、「アニメ」、「ポップカルチャー」などに限らず、世界の関心の変化を反映して無限に拡大していく可能性を秘め、様々な分野が対象となり得る。
受賞作品
動画タイトル:The No.1 Ramen Town in Japan SANO
動画の概要:日本一のラーメンの街「佐野」。青竹製法で作る佐野ラーメンを世界に
栃木県佐野市のご当地ラーメンである佐野らーめんは、伝統的な「青竹打ち製法」という特色ある製麺技法を用いている店舗が多く、市内には150軒以上のラーメン店が日々切磋琢磨し営業しています。映像では、スープの源となるきれいな水と、佐野ラーメンの特色ある作り方から食事の風景までをハイスピードな映像表現を用いてテンポよく紹介しています。
受賞式の様子
クールジャパン 官民連携プラットフォーム 共同会長 メッセージ
高市 早苗 様 内閣府特命担当大臣(クールジャパン戦略)
クールジャパンは、日本の魅力を海外に発信し、日本ファンの拡大、ソフトパワーの強化を目指す重要な取組であり、今回応募していただいたようなクリエイター、プロデューサーの活躍が重要な役割を果たしています。
今回、ムービー部門では294件、プロジェクト部門では112件の応募がありました。応募していただいた皆様、また、審査員の皆様をはじめ、ご協力をいただいたすべての方々に感謝申し上げます。
ムービー部門でグランプリを受賞された「”源ROOTS OF JAPAN” 永源寺エリア 日本の原風景を訪ねて」は日本の原風景としての歴史と文化体験を、「The No.1 Ramen Town in Japan SANO」は地域に根付く食の力をストーリー化し余すことなく映像で表現した大変優れた作品でした。
また、プロジェクト部門でグランプリを受賞された「SUSHIDELIC NY」は、日本の国民食とも言える「寿司」をポップカルチャーの文脈で捉え直し、海外に向けて発信・展開された非常に斬新な取組でした。
今回の受賞作品については、「クールジャパン官民連携プラットフォーム」のホームページや在外公館を通じて国内外に広く発信するとともに、「日本ファン」の拡大につなげていきます。
引き続き、政府と地方公共団体、民間事業者が一体となって、強力にクールジャパンを推進してまいります。
審査員コメント:渡邉 賢一 様
佐野ラーメンをフックに、他の地域との差別化を図るストーリー展開は秀逸でした。ハイスピードな映像で佐野市のラーメン文化への活気を感じられる作品でした。佐野ラーメンの店の多さや魅力をシンプルに伝え、観光への誘致に効果的な内容だと感じました。青竹踏みなどの体験プログラムはユニークです。その背景などを伝えると更に佐野市の個性を表現できたかもしれません。ラーメン=クールジャパン戦略という象徴的な価値のある作品だと思います。